ボリビア ワイナポトシ登山 その5 ワイナポトシ登山1日目

前日のチャカルタヤでの高所順化。特に問題もなくハイキングでき、おまけにワイナポトシのルートも全体に見えていてイメージわいたので、後は登るのみ。

ワイナポトシ登山1日目。
ボリビアに到着して直ぐに登山の予約に行った
All Transport Tour Operator
へホテルから歩いて移動。
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1日目、ベースキャンプから登り始めてすぐの写真

8時集合とのことで、事務所へ行くもロックされていて誰もいない。
少し待っていたら、ザックをもった女の子がやってきたので話を聞いてみると、彼女も一緒にワイナポトシ登山へ行くとのこと。
ただ、スタッフが誰も来ないので、相変わらず事務所の前で待ちぼうけ。

そうこうするうちに、現地の女性がやってきて、事務所の隣の喫茶店でお茶でも飲んで待っていて、とのことで移動。
後で聞くと、この喫茶店での朝食がワイナポトシツアーの料金に含まれている、とのこと。

今回一緒に行く女性は、オランダの大学生。もう何か月か南米を旅行している、とのこと。
2泊3日でワイナポトシ登山へ行く、とのことなので、場合によっては1泊2日に変更したら?、とアドバイス
なぜ?、と聞くので、普通いきなり5000mへ行って滞在すると、高所衰退するだけ。もちろん、滞在が長いほうが体は高所に慣れてくるけれど、それはもう少し長期間で登山する場合。今回は所詮2日か3日の話。であれば、わざわざ何もすることも無く小屋にいるよりも、体調が良ければさっさと翌朝に登頂した方が登頂率も高くなるはず。と説明。何となく1泊2日で登る気になったみたい。

朝食もそろそろ終わるころ、事務所を開けたよ!、と朝の女の子が呼びに来てくれた。
事務所に戻ると、今日からの登山ガイドさんがやってきた。
早速、すぐ隣の建物でレンタルする登山道具の確認に行く。
私は大変を日本から持ってきていたので、ピッケル、アイゼン、雪山用登山靴、ハーネス、ヘルメットのみを借りた。オランダの娘は、それに加えて寝袋、中間ウエア、アウターウエアなども借りていた様子。装備の部屋を眺めてみると、ほとんど何も装備なくても、大半は借りることができるみたい。もちろん装備レンタルは基本的に料金に含まれているみたい。
いざ出発、と思ったら、水も持っていけ、ということで、これもツアー料金に含まれているみたい。
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レンタル装備の倉庫

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冬山用登山靴もサイズ沢山

借りた装備も手持ちして、近くの駐車場へ歩いて移動し、1BOXに乗車。
いよいよ出発です。
結局ラパスを出発したのは9時30分で、スタッフも特に慌てることも無かったので、いつもこんな感じなのでしょう。
昨日のチャカルタヤと似た方向へ走っていきます。
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1BOXに乗って出発

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ラパスの街をはるか下に望む

街中で一時休憩したりして、いよいよ郊外に出ると、昨日のような草原。
このなかのガタガタ道をどんどんと進んでいきます。
途中には、カラフルな湖などもあって景色も良好です。
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雲の中にワイナポトシが見えています

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カラフルな湖

そうこうするうちに12時頃に登山口となる小屋に到着。
近辺には何棟も小屋があり、それぞれ別々の旅行会社の小屋のようです。
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写真の真ん中あたりにベースキャンプとなる小屋が見えてきました

ここで、スタッフの作ってくれた昼食をいただきます。
既に4800mとなっているため、それなりに頭はボーとしますが、食欲は問題なし。
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昼食
美味しくいただきました

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小屋の壁にワイナポトシの登山ルートが貼ってありました
1日目はピンクのルート、2日目は緑のルートです

昼食をいただき、コカ茶を沢山飲んで、荷物をパッキングし、いよいよ13時前に登山スタート。
本日は、雪などは全くないため、雪山用登山靴はザックにくくりつけ、普通のトレッキングシューズで登ります。
完全にハイキングで、登り始めると、氷河が見えてきたり、その氷河で登山の練習している人たちが見えたり、と楽しくマイペースで登ります。
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のぼりはじめ

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登山道がずっと見えてます
キャンプ1は真ん中少し左の山の頂上あたりです

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氷河の末端あたりでとレーニングしているグループがいました

1時間ほど登ったところでチェックポストがあり、そこで入山料を払います。
ここからは急登を少し登ったらキャンプ1の5300mくらいに到着です。
キャンプ1到着は15時前で、都合2時間程度で到着です。
この間はずっとガイドが後ろからついてきますが、後で考えてみると、登山の力量がどの程度か、どのくらいのスピードで登るのかを観察していたように感じます。
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途中のチェックポスト
この先が急登(ただし階段状のため、それほどでもない)

さて、キャンプ1ですが、ここも旅行会社ごとに小屋があるようで、私とオランダ人の娘が到着した小屋には、既に2人の登山者がいました。2人は本日到着したようで、スイス人の男と、アイルランド人の娘で、それぞれ旅行の途中にワイナポトシ登山に来たようです。
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キャンプ1に到着
後ろの小屋に泊りました

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上部方面をみる
15分程度登ると、氷河にでるため、そこからは冬用登山靴+アイゼン+ロープでガイドと結びあいます
(氷河にはクレバスがあるため、安全のためロープで結ぶことは必須)

小屋は2段ベッドのドミトリーと、大きなテーブルがあり、20人くらいは寝れそうな感じですが、本日は4名。
好きなところにベッドを決めて、色々と話をしたり、音楽聞いたり、写真撮ったり、お菓子をつまんだり(クッキーが置いてあり、勝手に食べてOK)、お茶飲んだり(お湯とコーヒー、コカ茶、紅茶、ココアが置いてあり、勝手に飲んでOK)・・・・ 三々五々と過ごしました。
ちなみに、ガイドの人たちは別の小屋に泊り、他にはキッチンの小屋もあります。トイレは外の20mくらい離れたところにあり、案外キレイでした。

ところで、オランダ人の娘ですが、先にいた2人も明日登ることを聞き、彼女も明朝登る気になったようです。
更に、ラッキーなことに彼女は通常料金ながらも、私がガイドと1組で登ることで、彼女もガイドと2人で登れることが確定。マイペースで登れることは登頂率も高くなるので、本当に彼女はついています。もちろん、彼女と一緒に登るガイドにとっては、1日早く帰ることができるため喜んでます。

明朝は深夜0時に起床するため、夕食後の19時ごろには早々と就寝。とは言っても、高所のために熟睡は困難で、時々目が覚めてしまいます。

その6に続く