ボリビア ワイナポトシ登山 その2

その1から
リマに深夜到着し、軽く宿で寝て、1日市内観光。

結局ラパス(ボリビア)への便はリマ到着から丸1日すぎた翌日の深夜。
今度は宿の人に空港まで送ってもらえたのですが、空港へ入るゲートで警察官に車の書類提出求められ、出せなくて、ストップ。しょうがないので、荷物を降ろしてターミナルまで歩く羽目になりました。

ラパス1日目
さて、ラパス到着。ラッキーなことに空港内に無料Wifiがあったので、それを拾ってUBERで宿まで。UBERは行先を説明する必要なく(スペイン語話す必要なし)、料金も初めから分かっていて(料金交渉の必要なし)、何より運転手(車両)が特定されている安心感。少し料金高くても(と言ってもほとんど現地の人がタクシーに払っている料金と変わらない様子)、何となく利用してしまいます。選ばれるのでなく、選べる自由は大事です。

実は到着した時から感じていましたが、ここラパスの空港、標高が高いんです。
4,061mだそうでして、空港内の階段上るだけでも息がきれます。

ただ、ラパスの街はここから500mくらい下るので、多少ましですが、それでも3,500m(情報によっては3,800mとの記載ありますが、結局町全体がすり鉢状になっているので、何とも言えないです)。落ち着かないモヤモヤした気分でラパスの宿に到着しました。この宿は、途中でウユニ行ったり、ワイナポトシへ行ったりして泊まらないこともあるのですが、5泊連泊で部屋を取ってあります。

早朝に到着しているため、軽く一眠りして、シャワー浴び、朝食を食べに宿の最上階へ移動・・・、空気が薄いので、ホント疲れます。ただ、最上階の屋外からの眺めは最高です。すり鉢状のラパスの街、その街の先に6,402mのイリマニ山が雄大にそびえています。実は空港からの車中からの夜景も最高で、やっぱり坂のある街は絵になります。
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イリマニ山 望遠

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実際にはこんな感じ

朝食後は軽く一休みして、まずはスマホ用のSimカード購入。少しウロウロしてみると電気屋があってSimも売っているみたい。本当はウユニ塩湖でも使えたという情報のある、ENTELがよかったのですが、あいにく取り扱いがなく、他にいくつかある中でTigoという会社のものにしました。Simをアクティベートするため、よく情報にあるように、パスポートを出して登録して・・・となるかと思っていたら、店のおっさんが、当たり前のように自分の電話に買ったSimさして、アクティベートして、そのSimを今度は私のスマホに入れ、日本語設定なのに、何事もなくボタン操作して設定完了。7日間1GB分の電話orネットで30B(約500円)。これで飛び道具の準備完了。続いて、宿の近くで、先に調べてあった旅行会社へGo。

当然のことながら、ボリビアというよりもウユニ塩湖が日本で通りがよいように、ここラパスの旅行者が集まる地域には、本当に沢山の旅行会社があります。

ただ、今回のウユニ行きは、別途個人で飛行機と、現地での車を予約していたので、旅行会社へ行った目的は一つ、ワイナポトシ登山です。料金はもちろんですが、それよりもスタッフや、その会社のオペレーションで登山も大きく変わってきてしまうため、いろいろと事前にネットで調べた結果、
All Transport Tour Operator
という会社1択で事務所へ行きました。
今現在、登山を終わった結果から言うと、この会社で大正解でした。スタッフの対応や、ツアーの運営について、想像か、それ以上でした。

この会社に依頼したのは以下2点
(1)ワイナポトシ登山で、プライベートで手配してほしい
(2)ワイナポトシ登山の前に日帰りで、チャカルタヤ(元世界最高所のスキー場=5,400mくらい)のツアーに参加したい
という2つです。

まず、ワイナポトシをプライベートで、というのは、通常はガイド1人に客2人となるのですが、この場合、客2人のペースが合えば良いのですが、合わない場合は色々と気をつかう必要があり、場合によっては登頂に影響出る可能性も・・。ぜひとも足を引っ張られて(引っ張ってしまう可能性も有)の不成功は避けたいところ。

結局、
(1)は、1泊2日でプライベートの場合は通常料金の倍で、1,800B(29,000円くらい、つまり通常料金は15,000円切るくらい)
この中には、以下も料金に含まれています。
往復の交通費、登山道具レンタル(登山靴、アイゼン、ピッケル、ハーネスなど)、山小屋利用料、ガイド料、ツアー中の食事、登頂日の2Lの水
<含まれていない>のは、
寝袋、ヘッドランプ、フリース、大型ザック、小型ザック(登頂日に利用)、入山料20B、サングラス、トレッキングシューズ(登山靴とは別)、厚手の靴下、ウール手袋、日焼け止めクリーム、リップクリーム、タオル、トイレットペーパー、高山病薬、お菓子類、登山中の行動食、1日目の水
*実際には、通常料金で<含まれていない>レンタル分の多くが貸し出されているようでしたが、状況は不明です。
ただし、出発前にきっちりと荷物チェックされ、足りないもの、役不足な装備はその場でレンタルすることになります。つまり、旅行者がブラっとラパスに来て、装備も何もなしでも、普通にワイナポトシ登山に挑戦できる、というわけです。
(2)は、グループツアーで140B(2,300円くらい)
となり、総合計から少しディスカウントしてもらって、ドル払いで決めてきました。

以上で手配完了のため、あとは街歩き

気になっていた市内に走っているロープウェイを乗りついできました。
例えて言うと、地下鉄や電車が空中にある感じで、1路線のロープウェイがあるだけでなく、その路線の間の中間地点が”駅”のようになっており、その中でもさらに何か所か、他の路線との接続する”ターミナル駅”があり、不思議な風景です。
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ロープウェイの路線図
全く地下鉄や電車の路線図と同じ

チケットは、SUICAのような料金チャージ型の非接触カードもありますが、1回(1路線)乗車分3B(50円)で窓口でチケット購入もできます。私は限定した利用のため、ためらいなく窓口購入で、適当に”3”(トレス)と言って、10B札出して購入終わり。
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チケット購入窓口

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チケット
入場するときに、切れ目から半券切り取られます
チケットはすべてのロープウェイで共通のため、毎回購入しても良いし、1度に複数毎購入してもOKです

実際に乗ってみると、そのままロープウェイです。景色最高、静か。不思議なのは、他人の家の生活を上空から眺めるという非日常感。ここはスキー場でなく、市街地なんです。
結局追加でチケット購入し、コの字型にすり鉢状の街を回って帰ってきました。
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スキー場のゴンドラと全く同じ
立って乗ることは一切ないようでした
途中駅では、降りる人、乗る人があって、特に不思議な光景です

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そのまま、人の家の上を通ってます
完全に生活丸見え

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色も黄色、赤、青、緑と路線毎で異なってます

宿に歩いて帰ったのですが、途中で気になる煙がモクモク。BBQのお店のようです。一度は通り過ぎたのですが、気になって戻って様子見ていると、結構繁盛しているようです。
すでに昼のピーク時間を過ぎていたので、適当に入ってメニュー見ますがスペイン語
何となく、牛肉のアルゼンチン産(スペシャル)と国内産、鶏肉などなどの単語が英語に近くて分かったため、この際、高いもの=おいしい の方程式で、牛肉のアルゼンチン産を注文。ただ焼き加減を聞かれているのは分かるけれど、返答できないので、身振りでミディアムでお願い。
出てきた肉にびっくり。でかい。それも付け合わせやソースなど一切なしの肉のみの直球勝負。
追加でポテト頼んだのですが、一切手を付けることができず、真っ向勝負で肉と格闘するものの完敗。味はジューシーで非常においしく、霜降りではないものの硬さもなくて、これは大正解。残りは、身振りでお持ち帰りをお願いし肉+ポテトを夕食用にテイクアウト。大満足でした。値段はそれなりに高くてポテト、コーラ込みで135B(2,200円程度)。お店の名前は EL RODEO 
のお店の支店みたいです。
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皿に肉1枚 以上!

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この煙に引き寄せられました

あとは適当に宿までぶらぶら帰り、夕方にテイクアウトした肉を食べて終わり、でなく、ウユニへの出発準備をして、夜発の便に合わせてUBERで空港へ直行。

その3へ続く