パキスタン フンザ旅行 6/7日目

パキスタン フンザ旅行の6/7日目 イスラマバードへの移動

いよいよフンザでの滞在も終わり、イスラマバードまで帰ります。
往路はギルギットまで飛行機でしたが、帰り道はカラコルムハイウェイを車で行くことにしました。


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グルメットの村から見た ラカポシ


イスラマバードまでは500km以上あるため、無理すれば1日で走りきることができます。
今回は、帰り道でタキシラの遺跡に寄っていくため、途中のベシャームで1泊していくこととしました。

出発は7時。
天気も良く、車を走らせます。

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カリマバード最後の日 ラカポシも良く見えています


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振り返ってみるウルタルは雲の中

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往路は雲の中で見えなかったラカポシも良く見える
グルメット村

ギルギットを少し南下した場所に地理上の重要な場所があります
ヒマラヤ、カラコルムヒンドゥークシュの3地域が集中しているところです
どうということも無く、川の合流点ですが、山登りをしている人にとっては少し感慨深い場所です(多分)
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インダス川 と ギルギット川 の合流点

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3地域がここで別れます
が、単なる合流点

パキスタンで気になるのは治安
現在、外務省からは、パキスタン全土がレベル2(不要不急の渡航は止めてください)以上が出ています
イスラマバードはレベル3(渡航は止めてください。(渡航中止勧告))
とは言っても、今まで過ごしてきて、決して治安上で危険な思いは一切していないです
ホテルでの警備は特になく、危険な印象は一切ありません

ただ、地域によっては注意が必要なのは日本も同じです
ギルギットを過ぎ、何も周囲にないところを トボトボと歩いている集団がいました。
ガイドが一言 タリバン
どうやら、タリバンは普通にいるようで、それと関係あるのかは?ですが、所々の道路上に アメリカ国旗が描かれて、そこに ”Down USA” などと書かれていたりします。
要は、アメリカを車や足で踏みつける、アメリカ憎し、ということが一部地域では日常であったりするようです。
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道路に描かれたアメリカ国旗


また、カラコルムハイウェイの一部地域は、少し危ない地域のようで、1泊したベシャームからは警護の武装警察官が2名、私たちの車に同乗してきました。
更に途中の地域では、車両をコンボイにして、武装車両で集団警護して走るような場所もあったりします。
これは、1990年の時も同じ地域で、同様に武装警官がバスに同乗してきていたので、タリバン等というよりも、地域的に不安定な場所なのでしょう。

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武装警察官 カラシニコフ AK47を持参


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車内での武装警察官 と記念撮影
声をかけてみるとパキスタン人、楽しい?人たちでした

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途中では武装警官が乗ったジープに護送された
でもパキスタン人、時にはVサインなどポーズをとってくれた

途中のベシャームでの宿泊ですが、PTDCに宿泊しました。
PTDCは日本でいうJTBみたいなものでしょうか?
各地に直営のホテルを持っていて、ここベシャームのホテルは、川沿いの広い敷地で、スタッフも気持ち良い人々でした

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PTDCベシャーム に宿泊
川沿いの部屋です

パキスタンといったら、デコトラ
これも昔からのもので、以前はボンネットタイプのトラックだったので、更にカッコ良かったのですが・・
それでもデコトラは楽しいです
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カラコルムの山々とデコトラ
昔ながらのボンネットタイプ

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ガタガタの道を疾走する デコトラ

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どこの国でもやることは同じ

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こちらは デコバス
前が見えるのか?
屋根にのっている人も飾りにしか見えない



デコトラと同時に、車に鈴なりに人が乗っている風景も日常

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スズキの軽トラ 大活躍

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人、人、人 何でもアリ

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人だけじゃない
ホースも鈴なり
これぞ カオス

カラコルムハイウェイの道ですが、北部は本当に良い道が続いていますが、途中区間がひどい
特に、今回はタキシラへ行く目的があったので、カラコルムハイウェイを忠実に走ったのですが、現在はできるだけ途中のひどい区間を避けるため、途中チラスからバラコット方面へ分岐する別ルートを走ることが多いようです。
ただ、これも中国が色々と道路整備をおこなっていたので、数年後にはかなり改善しているのでしょう。
今回往路・復路を別の交通手段で往復しましたが、可能であればイスラマバード・ギルギットの間は飛行機利用をおすすめします。(欠航のかなり多いようですが・・)