川下り4日目
いよいよ本日はユーコン川に合流。
川も大味になってきます。
当初はダラダラと流れていたテスリン川も平均10km/hですすみ、想定到着時間もほぼ距離で推定できるようになってきてます。
残すところ2日と思うと、短いとはいえちょっと寂しい気持ちが大きくなってきてます。
昨晩は、それなりに雨がふったようで、適当に張っていたとはいえ、防水でないこの簡易テントのことを思うと、タープを張っていて大正解。
雨はすっかりあがり、早速いつもどおりに焚き火して暖まります。
セルフタイマー撮影 焚き火で暖まるイメージ画像
朝食は、シンプルに棒ラーメンに卵2個入れ。
とは言っても、結局出発はいつもの8:30。
シップヤードは、前回雨だったため船に上がる事が出来ず、今回はリベンジで船に上がった。
一本橋を伝って上がったものの、板張りの船内は、今にも崩れそう。
階段を上がって、更に上の客室にも行ったが、更に壊れそうな気配満載で、写真だけとってさっさと下船した。
シップヤード
2階の1等船室?
崩れそうで、これ以上進めなかった
1階のボイラー
森の中に佇んでいて、往時の雰囲気が偲ばれます
10:10にシップヤードを出発し、途中で座礁した船の残骸をみて、どんどんと下る。
14:35にユーコン川と、ビッグサーモン川の合流地点となるビッグサーモンビレッジを通過、
テスリン川を下り終わった後、ユーコン川は何しろ広い、淡々と漕ぎ続けていく感じに完全に変わった。
明日の最終日、リトルサーモンビレッジでのピックアップは15時のため、時間は十分すぎるほどある。
それを逆算して、本日のキャンプ地を考えた時、ビッグサーモンビレッジから適当に少し下っておけば十分。
ということで、前回泊ったことのある、OLD GOLD DREGEのあるGOOD CAMPの場所から少し下流のPOTENTIAL CAMPに狙いを定めてくだる。このキャンプ、今まで2回みて、なんでPOTENTIALなのか、とおもうほど、川からは良く見えていたのです。
と思っていたところ、15:30突然川の中に動くものを発見。即座にムース(ヘラジカ)では?と思ってカメラを取り出すと、川から物体が上がってきます。やはりムースでした。川の流れで近づきながら、何枚か写真を撮ったのですが、あっさりと森の中へ逃げ込んでしまいました。
ムース発見
こちらに気がついたみたい
さっさと森の中へ
その先では、進行方向に雲から白い柱がぶら下がり、こちらへ移動してきます。
局地的な雨が雨柱のようになっています。
幸い、前方を通過しただけで難を逃れました。
白い柱が・・・
太陽がさしていると思ったのですが、明らかに雨
白い雨柱がこちらへ移動してきます
白い柱が・・・
太陽がさしていると思ったのですが、明らかに雨
白い雨柱がこちらへ移動してきます
16:00に上陸して景色を眺める丘の横を通り過ぎ、16:10に本日のキャンプ地着。
予想通り、かなり良い場所です。
実際には、キャンプ地は2段になっていて、かなり広々。
焚き火するマキなども潤沢で、文句ありません。
頂上から眺望のよい丘
OLD GOLD DREGE
キャンプ地が隣接しており、緑のカヌーも見えてます
頂上から眺望のよい丘
OLD GOLD DREGE
キャンプ地が隣接しており、緑のカヌーも見えてます
若干風が強くて、タープも低めに張ります。瞬間、雨が降る事もありました。
出来るだけ風の影響少なく、と思い川から離れた1段上がった場所にテントを張ったのですが、それでも強い風で困りました。焚き火はあきらめるにしても、ガスカートリッジで食事作るにしても、火がまともに鍋にあたりません。今までガスをほとんど使ってなかったので、最強にして使い切っても問題なしですが、その最強でも火力が・・・。
低めに張った―プ
下の段にあったテーブルを持ち込んで・・
下の段には火床があり、今回は上の段にテントを張った
夕食は、玉ねぎ1個余っていたので、玉ねぎ野菜炒めと、目玉焼き、更にアルファ米のご飯です。
最後の最後はデザートで、グレープフルーツ。
満足な最後の晩餐でした。
最後の晩餐
明日ねぼうしないよう、21時過ぎに就寝。
記録
目的地まで
11Km(テスリン川) 1時間20分
71Km(ユーコン川) 6時間20分
合計 82Km 7時間40分
天気は曇り 風強い
朝食
夕食
ご飯(アルファ米)
玉ねぎ炒め
目玉焼き
グレープフルーツ